muk D on i12p
自家製3Dプリントプロジェクト

D on iPhoneアダプター
Dマウントの8ミリムービーレンズをiPhone12PROに装着し撮影するアダプターです。
リレーレンズ内蔵です。




Dマウントレンズの像をリレーレンズが、iPhoneのレンズを通してカメラに像を結びます。

8ミリムービーレンズが本来持つ画角で写真撮影、動画撮影が出来ます。(広めの撮影領域をもっており、iPhoneのズームで画角を調整出来ます。)
リレーレンズの働きで、解像度の劣化はほぼありません。


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↑DマウントWollensak Cine Raptar 13/1.9で撮影した写真です。
オーバーイメージサークルからクロップまでiPhoneのズームで調整出来ます。


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スクリーンショット 2022-09-27 161949





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↑アダプターの中にはリレーレンズが組み込まれてます。


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現在では、あまり使われなくなった8ミリカメラ用のレンズが息を吹きかえします。


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↑ Quad Lockケースにアダプターを装着します。
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↑ アダプターにDマウントレンズを装着します。

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↑ わずか2ステップで撮影が開始出来ます。


とても小さいDマウントレンズと軽量なアダプターに、いつも持っているiPhoneを組み合わせれば、いつでもどこでもオールドレンズを楽しめます。この手軽さは他にはありません。重たいカメラやカメラバックもいりません。
上着のポケットにDマウントレンズと、D on iPhoneアダプターを入れてお出かけください。
撮ったその場でSNSに投稿できます。
また、デジカメをもたいな方も、お気軽にオールドレンズを楽しめます。


お客様にご用意いただくものがございます。

このアダプター単体ではiPhone12PROには装着できません。

・Quad Lock製iPhone12PRO用ケースが必要です。
このアダプターは、簡単に着脱出来るQuad Lockのケースを前提に設計しました。
(アダプターは、現在iPhone12PRO対応とiPhone13mini対応がございます。それ以外の機種はご相談ください)

Amazonで購入できます。

Quad LockケースiPhone12pro用


・対応カメラアプリProCamera
アップル付属のカメラアプリでは撮影出来ません。
iPhone12PROのTELEレンズでの撮影となります。アダプター内蔵のリレーレンズは、iPhone12PROのTELEレンズに合わせて設計してあります。アップル付属アプリでは、レンズが指定出来ず、かってに切り替わってしまうので対応したカメラアプリProCameraで指定する必要があります。
Dマウントレンズにより像が上下左右反転されます。カメラアプリPROCAMERAによって正しい向きにで撮影出来ます。

APPストアで購入出来ます。

ProCamera



撮影の流れ

D on iPhoneアダプターにDマウントレンズを装着します。絞りは開けといてください。
本製品をQuad LockケースでiPhoneに装着します。

カメラアプリProCameraを立ち上げて、使用レンズを「2X」に設定してください。

TELEレンズの位置にケースを回転方向にづらしながら良きところに合わせます。

レンズを装着します。アプリで2Xにセットしてあれば像が見えます。
像の中心に来るようにケースを回転方向にずらしてケラレが均等になるような位置に調整してください。撮影中に動いたらその都度調整してください。


アプリの設定が済んでいれば、画面を下までスワイプします。アプリにゲージが表示されてます。振り切るところまで近接側に下げてください。
これでiPhoneとリレーレンズ間のピントが合いました。
撮影中アプリの操作でピントがリセットされた場合も、画面下までスワイプすればOKです。


Dマウントレンズのリングでピントをあわせて撮影します。
露出はカメラアプリのAEで良いかと思います。
アプリのズーム機能を使えばケラレ具合も調整出来ます。

シャッターを押せば写真が取れます。

iPhone13miniの場合。
TELEレンズが無いiPhone13miniは標準レンズを使います。
標準レンズで2倍から2.5倍ほどに拡大して使います。ProCameraのピント位置を真ん中くらいに合わせれば、Dマウントレンズのピントリングでピント調整ができます。


アプリの設定が必要です。
長くなるので、このページの下のほうに設定方法を書きます。






↑写真と動画を撮影したyoutube動画です。御覧ください。8ミリカメラ用Dマウントレンズで撮影した4K動画は、世界初だと思います。


他のスマホ対応について

iPhone12PRO版とiPhone13mini版があります。
他のiPhoneに対応するには、採寸して製造する必要があります。
対応するQuad LockケースとiPhone本体が必要です。
何日かお預かりする必要があります。
何回かmukカメラサービス(横浜関内)に何回か通っていただければ、対応版を作ることが可能です。
お問い合わせをください。

AndroidについてもQuad Lockケースが必要です。
対応できるカメラアプリも必要です。
現在見当たりませんが、対応条件を書いて置きます。
・画像の上下左右反転で撮影出来ること。
・複数レンズがある場合は使用レンズを指定できること。
・できればピント位置を固定出来ること。



スクリーンショット 2022-10-03 125713

↑お客様の協力追加設計したiPhone13mini版


オブションパーツ

ストラップホルダー 1500円

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スクリーンショット 2022-10-08 153032


三脚のネジを利用してストラップホルダーを作りました。





素材:ABS樹脂
製法:3Dプリンターでの出力(機種ZORTRAXポーランド製)


自家製3Dプリントプロジェクトとは、3Dプリンターで出力した成果物を商品とする実験的な販売です。商品はご注文を受けてからの製造となります。


素材はABSというプラスチック樹脂です。精度はそこそこ出ていますが、仕上げという意味では3Dプリンター出力の仕上がりです。プリントの向きによりきれいな面と荒れた面があります。プラモ作成など腕に自信のあるお客様は仕上げにチャレンジするのも良いかと思います。

ABSは素材に粘りがあり強度もあります。出力精度の高いZ-ABS V2という素材を使用しています。



大量生産の製品ではないのであまり安くは作れませんが、1個から製造することが出来るのでニッチな商品を提供することが出来ます。


樹脂の部品は随時作れますので、修理の対応が出来ます。



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iPhone12PRO版


muk自家製です。
muk D on i12p
実験価格14,000円(税込み)
送料込みです。

受注生産となります。組み込む光学部品(日本製レンズ)の手配があるので発送まで10日ほどかかります。
リアキャップ付き。

よろしくお願いいたします。


お取引はメールでのご連絡でとなります。
こちらにご連絡ください:kosuge@muk-cs.com muk 小菅
(メアドをクリックすると新規メールの作成画面が現れます。)


お取引方法の説明はこちら→お取引方法


装着に必要なQuad Lockケース。iPhone12pro

https://amzn.asia/d/d6oWe6K


撮影に必要なカメラアプリ。

ProCamera

別途入手してください。



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iPhone13mini版



muk自家製です。
muk D on i13m
実験価格14,000円(税込み)
送料込みです。

受注生産となります。組み込む光学部品(日本製レンズ)の手配があるので発送まで10日ほどかかります。
リアキャップ付き。

よろしくお願いいたします。


お取引はメールでのご連絡でとなります。
こちらにご連絡ください:kosuge@muk-cs.com muk 小菅
(メアドをクリックすると新規メールの作成画面が現れます。)


お取引方法の説明はこちら→お取引方法


装着に必要なQuad Lockケース。iPhone13mini




撮影に必要なカメラアプリ。

ProCamera

別途入手してください。



















カメラアプリProCameraの設定
いくつか下準備が必要です。iPhoneにアダプターとレンズ組んでください。


・モニター下部にレンズの選択の「2X」を選んでください。画像が表示されます。
下記「撮影のながれ」にアダプターとiPhoneの調整方法が書いてあります。

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・カメラの設定を開いてください。
アプリ画面、縦に持って右下の四角いマークです。

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・そこから更に左下の歯車マークを押します。

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まずは、
・「フォーカスと露出>」を開きます。

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下の方にスワイプして、
「手動フォーカス」をON。
「常に有効」をON
にします。

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一つ戻った「設定」の画面で下の方にある、
「高度な設定>」を押してください。

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そこから「ミラーリングオプションメーニュー」を選んで、

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「ミラーリングオプションメーニュー」を有効にしてください。

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カメラアプリの撮影画面に戻ります。

右上にFマークがあります。押してください。
出てきたメニューの「ミラーリングF」を2回押して、Fマークが逆さまになるようセットしてください。ここ重要です。

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ProCameraの説明書をリンクします。


ProCameraの説明書PDF






こんなものを作ろうと取り掛かった時からのメモ書きを開発記として記事にまとめてみました。
よかったら見てください。作例写真もあります。







よくある質問と答え


Q:リレーレンズってなんですか?

A:顕微鏡や望遠鏡のアイピースです。
  Dマウントレンズの像を、Phoneのカメラのレンズに中継して撮影ができます。


Q:焦点距離何倍でしょうか?

A:レデューサーやテレコンとも違います。iPhoneのレンズを通して居るので、センサーサイズの割合  の掛け算は成り立ちません。8ミリフィルムムービーカメラのフィルムの像面積から割り出すと、Dマウントの標準13mmレンズがフルサイズ75mmくらいになります。このリレーレンズでは、フィルムの面積より少し広く撮れてます。

Q:どうして、Quad Lockのケースが必要なんですか?

A:汎用的にiPhoneに装着る器具も見かけますが、調整の難しさや、大きさがかさばる事を避けたかったからです。手軽さを求めました。


Q:どうしてiPhone12PRO用なんですか。

A:すみません。私が所有しているiPhoneが12PROだったからです。