muk3d cinelens nd
自家製3Dプリントプロジェクト

フィルターネジの無いシネレンズ用かぶせ式NDフィルターアタッチメント



アリマウント等のシネレンズでは、フィルターネジが切っていないレンズが多く存在します。
オールドシネレンズを手する方も増え、ミラーレスカメラで気軽に動画撮影もしたいのですが、
NDフィルターを装着使用にもフィルターのネジが切ってありません。
マットボックスを用意すればよいのですが、取り回しの良いミラーレスカメラも、リグを組むことで重たく大げさになってしまいます。お気軽装備でシネレンズの撮影を楽しみたい。

自身の体験ですが、そんな思いもあり、かぶせ式フィルターアタッチメントを作ってみました。

xenon28


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写真はArri STDマウントのシュナイダー・シネクセノン28/2です。
かぶせ式フィルターアタッチメントは67mm径フィルターネジが切ってあります。
そこに67mm-72mmのステップアップリングを装着して、72mmのバリアブルNDフィルターを装着しております。

中間にスッテップアップリングを装着しているのは、そのほうが素早くフィルターを交換出来るからです。
3Dプリンターの素材ABSは柔らかいのでネジのかかりがわかりづらくて装着がスムーズに出来ないのです。
1つのフィルターをつけっぱなしで、撮影現場での交換がない場合は、直接フィルターを装着しても良いかと思います。



ワンオフ生産品です。
レンズキャップのようにかぶせ式です。各種レンズによって枠口径が違うので、使用するレンズをお預かりして、寸法をとって設計製造いたします。

金額は仕上がった製品のサイズによりますが、2000円〜5000円ほどの目安になります。
料金はプリント時間を基準に算出しております。

67mmと55mmの用意がございます。
35mm標準域で55mmが有効です。
28mmからの広角域は67mmを用意しました。
出来上がりが小さい方がコストを抑えられます。
スッテップアップリングの併用をおすすめします。

上記シネクセノン28/2用67mmは3000円です。
シネクセノン35/2用55mmは2000円

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素材:ABS樹脂
製法:3Dプリンターでの出力(ZORTRAXポーランド製)

素材はABSというプラスチック樹脂です。精度はそこそこ出ていますが、仕上げという意味では3Dプリンター出力の仕上がりです。プリントの向きによりきれいな面と荒れた面があります。プラモ作成など腕に自信のあるお客様は仕上げにチャレンジするのも良いかと思います。

ABS、素材に粘りがあり強度もあります。出力精度の高いZ-ABS v2という素材を使用しています。

大量生産の製品ではないのであまり安くは作れませんが、1個から製造することが出来るのでニッチな商品を提供することが出来ます。



muk自家製です。
muk3d cinelens nd
価格3000円から
お預かりするレンズなど送料はお客様負担となります。

受注生産となります。



ご相談はメールでのご連絡でとなります。
こちらにご連絡ください:kosuge@muk-cs.com muk 小菅
(メアドをクリックすると新規メールの作成画面が現れます。)


お取引方法の説明はこちら→お取引方法


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↑OCT-18マウント PO61 28 2/2.5 
ステップアップリングを介して72mmのVND装着。 
絞り値が見えるようスリットを入れました。



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↑cine xenon 35/2
55mm径のVNDを直付けの例。素材はグレー。





muk 小菅宗信