マウントアダプタを常用される方はフルサイズα7シリーズに惹かれがちですが、使いやすいAPS-Cサイズセンサーの高性能で動画に強いα6300が発売されました。
待ってました!とばかりに製品版の実機を使用して、アダプタのまとめと4K α6300ならではの使い方のご提案をさせていただきます。
Sony α7,NEX -Eマウント用アダプター一覧はこちらをクリックして下さい。
●APS‐Cセンサーサイズに合わせてハーフカメラのレンズを使ってみましょう。
APS‐Cは、ハーフカメラのフィルムフォーマットにほぼ一致します。
レンズの持つイメージの大きさとセンサーサイズの一致を楽しんでください。
PEN-F用Eマウントアダプターはこちらをクリックして下さい
↑PEN−Fとα6300+F.Zuiko 38mmf1.8
ハーフサイズのコンパクトカメラから外した改造レンズです。
↑PEN-D改造 32mm f1.9
↑チャイカのインダスター69改造 28mmf2.8
チャイカのインダスター69のLマウント改造は、mukにご相談ください。
●スーパー35(ほぼAPS-Cサイズ)、シネレンズのアダプター
映画のフルサイズ、スーパー35と呼ばれるフォーマットです。
縦に送られるフィルムは、ハーフサイズ、APS-Cサイズと近い大きさのフォーマットです。
我々が見なれた映画の映像は、大抵はスーパー35です。APS-Cサイズは身近に存在するフォーマットなのです。
PLマウント
現代の標準的な映画用レンズマウントです。
↑Sony α6300+Sony CineAlta 20mm T2
レンズが重いのでリグでサポートしております。CineAltaは、ソニーのハイエンド機F65に用意されたレンズです。
CineAlta 20mm T2で撮影してみた4K動画です。ご覧ください。↓
SONY A6300 CineAlta 20mm T2 4K Movie Test PLmount CineLens
Arriバヨネット(ニューアリマウント)
アリフレックスのマウントです。
今回レンズを用意できなくてすみません。
mukPRO マウントアダプタ一覧はこちら。
Arri PLマウントアダプタ ソニーαEマウント用
ムービーサポート・リグはこちら
●E-マイクロフォーサーズブリッジアダプタを4K動画で活用してみました。
KOWA Prominar MFT 8.5mm f2.8 12mm f1.8 25mm f1.8
α6300+マイクロフォーサーズブリッジアダプタ+Prominar MFT 8.5mm f2.8
プロミナーはマイクロフォーサーズ用のレンズですが、
マイクロフォーサーズブリッジアダプタでa6300に装着可能です。
マイクロフォーサーズブリッジアダプター ソニーαEマウント用 はこちら
コーワ・プロミナー・MFTシリーズは、こちら。
装着してみると、意外と大きなイメージを持っている事がわかります。
APS-C撮影してみると、
8.5mmで四隅がわずかにケラレます。
12mmは、ちょいケラれで光量落ち程度でしょうか。
25mmはケラれません。
α6300では4K 30pモードで少しセンサーがクロップされるため、丁度良くキレイに撮影出来ました。
4K動画を見てください。↓
↑SONY A6300 4K Video Test KOWA Prominar 8.5mm 12mm 25mm, MFT-Emountadapter
●ENG B4マウントレンズで4K動画を撮影してました。
B4マウントは、ENG (放送)用のカメラのレンズマウントです。
ニュース映像などでカメラマンが肩に担いでいる、あのカメラのマウントです。
映像カメラマンはENGレンズの操作が体に馴染んでいると聞きます。
B4マウントのマウントアダプタは、プロの方からの引き合いが多くあります。
↑A6300+マイクロフォーサーズブリッジアダプター+MC-14+B4-MFTマウントアダプター+Canon J13x9B4
もともと2/3インチのセンサー用のレンズですが、2倍エクステンダーが内蔵されており、
2倍にするとマイクロフォーサーズ(4/3インチ)のセンサーサイズまでイメージが広がり、ケラれず撮影出来ます。
しかし、APS-Cサイズには程遠く、像はケラレてしまうのですが、オリンパスの1.4倍テレコンバーターでさらに
イメージを広げることが出来ます。
それでもAPS-Cサイズをカバーする事は出来ませんが、α6300は4K30pの動画モードにすると、16:9のアスペクト比になり、さらに一回り小さいサイズにセンサーがクロップされるので、ぎりぎり丁度良く、4K撮影することが可能です。
↑A6300+マイクロフォーサーズブリッジアダプター+オリンパスMC-14
B4マウントアダプタはマイクロフォーサース用を使ってMC-14と接続する事になります。
MC-14はこちら↓
OLYMPUS マイクロフォーサーズ用 1.4X リアコンバーター MC-14
マイクロフォーサーズブリッジアダプター ソニーαEマウント用 はこちら
mukPRO マウントアダプター一覧はこちら。
4K動画を見てください。
SONY A6300 B4 ENG Lens 4K Video Test Canon J13x9B4
このレンズは前世代のSDレンズです。現代のHDレンズで撮ればさらにきれいでしょう。
最近は、センサーでクロップされるモードを他機種でも見かけます。
ぎりぎりケラれてしまうレンズ、周辺が怪しいレンズなど、組み合わせによりかなり使える機能です。
●主なマウントアダプター装着例
ニコンFマウントアダプター
↑α6300+Nikon Ai Nkkor 24mm f2.8
KOWAのFマウントレンズ、フルサイズ対応インダストリアルレンズLM-50IR-FMで、夜間撮影をしてみました。
ISO1600の4K動画です。ご覧ください。↓
SONY A6300 ISO1600 4K Video Test KOWA Industriallens LM-50IR-FM 50mmf1.9
Kowa フルサイズ対応インダストリアルFマウントレンズ4本、こちらをご覧ください
ニコンF(Auto,Ai,AiAF,対応)マウントアダプター ソニーαEマウント用
ニコンF(Gレンズ対応)マウントアダプター ソニーαEマウント用はこちら
NikonF(Gレンズ対応)接写ヘリコイド内蔵 ソニーαEマウント用
キャノンFD用マウントアダプター
↑α6300+canon FD 50mm f1.4
キャノンFDマウントアダプター ソニーαEマウント用
丈夫な脚付きキャノンFDマウントアダプター ソニーαEマウント用
↓ニューFD28-85mm f4で撮影してみました。
120FPSハイスピード撮影のスローモーション動画です。HDの動画です。見てください。
SONY A6300 120FPS HD Slow Motion Test Canon NFD28-85mm f4
M42マウントアダプター
↑α6800+HELIOS-44-2 58mm f2.0
M42マウントアダプター ソニーαEマウント用
M42-NEX接写ヘリコイド内蔵アダプター ソニーαEマウント用
人気のロシアレンズ、ヘリオス44でボケ4K動画を撮影してみました。
↓ご覧ください。
SONY A6300 4K Bokeh Movie Test HELIOS-44-2 58mmf2.0 Russian M42 Old lens
ライカMマウントアダプター
↑α6300+LEICAズミクロン35mm f2.0
ライカMマウントアダプター ソニーαEマウント用
ライカMマウント接写ヘリコイド付きアダプター ソニーαEマウン用
Lマウントマウントアダプター
↑α6300+CANON 50mm f1.4
ライカL(M39)マウントアダプター ソニーαEマウント用
http://blog.monouri.net/archives/51831440.html
ヤシカ/コンタックスマウントアダプター
↑α6300+カールツァイスディスタゴン35mm f2.8
ヤシカ/コンタックスマウントアダプター ソニーαEマウント用
オリンパスOMマウントアダプター
↑α6300+オリンパスOM100mmf2.8
オリンパスOMマウントアダプター ソニーαEマウント用
ペンタックスKマウントアダプター
↑α6300+SMC PENTAX-M ZOOM 40-80mm
ペンタックスKマウントアダプター ソニーαEマウント用
http://blog.monouri.net/archives/51852323.html
コニカARマウントアダプター
↑α6300+Konica ヘキサノン AR 50mm f1.7
コニカARマウントアダプター ソニーαEマウント用
ライカRマウントアダプター
↑α6300+ズミクロンR35mmf2.0
ライカRマウントアダプター ソニーαEマウント用
↓他にも沢山あります。α7、α7R、7s、α7II、α6300、α6000、NEXシリーズ、Eマウント用アダプタ 一覧はこちら。
http://blog.monouri.net/archives/cat_50029518.html
「α7マウントアダプターまとめ」はこちらをご覧ください
「アマチュアスチルカメラマンのための動画撮影のススメ」はこちらをご覧ください
ソニーα6300 公式ウェブサイト
ソニーα6300 Amazon↓
SONY ミラーレス一眼 α6300 パワーズームレンズキットILCE-6300L
※マウントアダプターの注意※
マウントアダプタでのレンズ装着は、決してメーカーが推奨するものではありません。
ボディが持つ機能も制限され、改造の類となります。
この記事の内容についてソニー様にお問い合わせすることは、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
α7s以降のEマウントのカメラから、マウント内側の方向に若干の変更があるようです。
今まで使っていたマウントアダプタが固くて装着出来ずにお困りのお客様も多いかと思います。
マウントアダプターはガタを抑えるためなるべくきつく設計してるのですが、今までいい感じだったアダプタが、
α7s以降の機種できつくなっております。
このような事は、フジでもオリンパスでもどこのメーカーのカメラでもあることです。
mukでは、きついアダプタのバヨネットの爪の内側を削る調整しております。お困りの方は是非ご相談ください。
もともと緩めのアダプターはそのまま入ります。
(バヨネットマウントは構造上、寸法に遊びが必要です。ガタの加減はカメラマウント内の板バネの固さに依存します)
Sony α6300
作例は、動画で撮影させていただきました。
この記事を書いている一週間に、撮影した動画はyoutubeでも、アクセス数が比較的高く、世の中が4K動画に向かっているのを実感する事が出来ました。
使ってみた感想は、ずばり「欲しい!」一台です。おすすめの機種です。
ご覧いただき、ありがとうございます。
2016年3月24日