お客様より貴重なレンズを数本お借りすることが出来ました。
中にCマウントレンズが2本ありましたのでレポートします。
秘蔵の品をありがとう御座いました。




TV ZOOM 17-102mm f2.0

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フォーサーズに換算すると34-204mm全域f2.0と夢のようなズームです。
しかし無限が出ないとの事でした。

よく見るとアダプタの高くなっている淵の部分がレンズ後ろに当たっていて奥まで締め込めない様子です。


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↑レンズマウント部分


当たっている部分を削れば奥まで締め込めそうです。


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この部分が当たっているのでマウントの淵を少し削ります。

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ガラス板に紙やすりを敷いてマウントを上から当ててシャコシャコ削ります。
少し回転させながら削るのがコツです。コンテナボックスの中で掃除機の口を突っ込みながら作業しました。
エアでよく吹いて、たまにカメラに装着して無限遠を確認します。



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簡単な作業で無限遠が出るようになりました。

少し削りすぎたので無限遠はレンズの指標より少し手前でピントがきます。
(アダプタは余裕をもって短めに作ってあります)

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次は、
Bell&Howell Angenieux 1inch f1.9
とても興味深いアメリカ製レンズです。

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レンズの指標の位置がひっくりかえってると思ったら、マウントの部分が回転するように出来ておりました。

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↑Cマウントの螺子が切ってある部分が回転します。
指で回るので、加減を見てアダプタに装着します。
しまう時にリヤキャップをねじ込むとまたずれてしまいます。

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ありがとう御座いました。

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こんな珍しい物もありました。

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レチナのレンズでしょうか??M42に改造してあります。



muk 小菅宗信