少し時間が空いてしまいました。
出来上がったギターが快適で弾きまくっています。

さて、次は大仕事のナットの製作です。

またもや写真が少ないです。すみません。
緊張する作業の時はどうしても撮影を忘れてしまいます。

用意した道具はナットファイルという溝きり専用のヤスリです。
各弦の太さの溝が切れます。

q1









フェンダー用のナットは底面にRがかかっています。

牛骨ナットと練習用にプラのナットを用意しておいたのですが、
ここは気合一発、牛骨ナットでいきなり本番です。

q2








まず、ナットの厚みをネックの溝の幅にあわせ、だいたいの形に成形します。
ヤスリやペーパーで厚みを薄くしていき、ネックにの溝に合わせちょうど良い厚みまで削ります。
ネックの溝の底に当たる面の角も軽く落としておきます。

次に幅を合わせます。
ネックと合わせて出っ張りの無いようサイズを整えます。

溝の底の面にRがかかっているので、合わせるのに地道な作業が必要です。

まだ接着はしません。


ある程度の形が出来たらネックに収め、1弦と6弦を張ります。
弦の溝の位置と、この時にネックの取り付け角度を決めます。

q3








トラスロッドは軽く締め付けネックがまっすぐの状態にします。
ネックのジョイントは軽く仮止めの状態でボディにセットします。


まだ溝は切っていないので大体の位置に1弦と6弦を乗せ軽く弦を張ります。

最終フレットあたりの弦の位置を見てネックを振り、良い位置で本締めします。


ネックの位置が決まったら、ナットの1弦と6弦の位置を慎重に決め軽くヤスリで溝を作っておきます。

手持ちの弾きやすいギターなど参考にしてください。
今回は広めの幅で決めました。

他の4本の弦の位置を決めます。
1弦と6弦の幅の5で割った数値が各弦の幅です。

ロックできるノギスかケガキコンパスでナットに印を付け、ヤスリでしっかり位置ぎめの溝を掘っておきます。

q4q6q7







またナットを取り外し、角を取って良い形に成形して木工用瞬間接着剤で接着します。失敗したとき取り外しやすいよう少量で接着します。
弦を張ってナットを押さえてしばらく置いておきます。

q8q9








使用するゲージの各弦にあったナットファイルで溝を切っていきます。
ヤスリが当たりそうな所にはマスキングテープを張るのは基本です。
ゲージは1.0-4.6を張りました。

溝の切り方、溝の形や、深さについてはギターマガジンの記事を参考にしました。(03年12月号)

各弦を張った状態で、削る弦のペグを緩め横にずらし、ナットファイルで溝の形を付けながら削ります。幅を良くチェックし、ずれていれば修正しながら溝を切ります。
この時にヘッドのテンションガイドも取り付けました。

ブリッジ側の弦高やオークターブの調整もしつつ各弦の溝の深さを整え、弾きながら調子をみて弦がきつい所は広げて、最後にコンパウンドでナットを磨いて出来上がりです。

q10q11









緊張していた割にはあっけなく作業も終わり、特に問題もなさそうで拍子抜けしました。やり直しの1,2回は覚悟していたのですが。


今回は、すべての弦を張ってもネックの反りは見られませんでした。
太いネックだからでしょうか、トラスロッドの利きが良いようです。

しばらく弾いてみて5弦の溝が浅いようだったので、少し深くしました。
それ以外不具合もなく、普通に弾きやすいギターが出来上がりました。
この記事を書いている時点で2週間ほど経っています。

気になるネックの太さですが、弦を張って弾いてみるとそれほど致命的ではありません。
慣れればさほど違和感はありませんが、他のギターに持ち替えた時はさすがに萎えてしまったような感があります。
ローポジションのネックの厚みより、ボリューム(ふくらみ?)の方が気になりますが、握った状態の時などは弾きやすさも感じます。

q12









で音ですが・・・

ああ、配線の事をまだ書いてませんでした。
次回は配線です。


つづく。